アスタキサンチンとクロレラ
アスタキサンチンは、鮭や金目鯛、マスなどの魚、タラコやイクラなどの魚卵、エビやカニ、ロブスターなどの甲殻類に存在する赤い色素です。
カロチンと並んで、カロテノイドのもう一つの系統であるキサントフィル類に属しています。ところが、アスタキサンチンは、魚介類の体内で生合成されるわけでなく、エサにしている、植物性プランクトンから摂取しており、それを体内に蓄積し、卵を通して次世代にまで伝えています。アスタキサンチンの持つ、抗酸化作用は、これらの魚介類にとっては、人間にビタミンが必要であるように、かけがえのない栄養素になっており、外敵や紫外線から身を守り、種を保存していくために、必要不可欠な要素になっています。
植物性のプランクトンの一種で、淡水性の単細胞緑藻類に属するクロレラには、やはり、このアスタキサンチンが含まれています。クロレラは、たんぱく質を多く含み、必須アミノ酸や、各種ビタミンとミネラル、クロロフィルが豊富で、デトックス効果や、疲労回復と老化防止に効果があると言われて久しいですが、アスタキサンチンが含まれていることは、ある意味で、その効果を裏付けるものと言えるでしょう。
植物では、福寿草にアスタキサンチンが含まれており、福寿草ベースのアスタキサンチンのサプリメントも販売されています。福寿草には、アドニンという毒成分が含まれている一方で、漢方薬や民間薬として使われており、福寿草という名前からして、昔の人は、アスタキサンチンの存在は知らなくとも、経験的に、長寿に効果があることを知っていたのでしょう。
また、福寿草の英名はアドニスです。アドニスは、ギリシャ神話一の美男子で、女神アフロディテに愛されて、またその嫉妬に死んでいきました。面白いのは、アスタキサンチンという言葉は、もともとギリシャ語で「黄色い花」と??
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